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僕のお守り

【2016.08】久しぶりのちくわぶ論。

食べ物の好き嫌いがないって、とても幸せなことだと思います。

嫌いな人が一人もいない、というくらい楽しいと思います。

なんつったって、ヒトと食に「嫌」なものが無いんですからね。

それにしても、食べ物の好き嫌いのハナシって、お酒の席なんかでよく語られますね。

なんか、のどかに、夢中で話しちゃう。

ホヤとかナマコとかクサヤとか、ああいうの僕は大好きなんだけど、人によっては、あんなもの人間が食べるもんじゃない!という人もいて、だからと言って、真剣な言い争いになるワケでもなく、笑いながら話してる。

オレはホントに新鮮なホヤを食べたことがないから嫌いなのかなー?などと笑ってたりしてね。

ま、ホヤだのクサヤだのクセの強いのは置いといて。

僕の場合、食べ物に嫌いなものはあるか?と聞かれると、とりあえず好き嫌いはありません、でも、さつまいもと、ジャガイモと、里芋と、かぼちゃと、栗と、パクチーと、お肉の脂身と、チーズと、ビーフンと、ゴーヤと・・・・・などと正直に答えますが、やはりけっこう好き嫌いあるじゃねーか、と、必ず笑顔で突っ込まれます。

さて。

ちょっと視点を変えます。

嫌いな食べ物、ではなくて。

許せない食べ物、ってありませんか?

なんか、こいつの「生き方」が嫌いだ的な食べ物。

ウマいとかマズイとかそういう事じゃなくて、料理界でのお前のその世渡りの仕方がなんかカンに触るんだよ!といった食べ物。

ありません?

僕にはあるんですね。

かなり以前に、生意気にもエッセイ集を出版させていただいたことがあるのですが、その中にも登場したある食材。

それは、「ちくわぶ」です。

あのヒト(ちくわぶ)、自分じゃなんにも働かないんですよ。そんであのヒト、おでんの中でしか生きていけないんですよね。

しかも、竹輪とはなんの血縁関係もないのに、しれっと竹輪を名乗り、しかも「麩(ぶ)」までつけちゃってるちくわぶ。

ま、その、ネーミングについてはこれ以上あれこれ言っても取り返しがつかないと思われますのでこのへんにしておきます。

それにしても、あの形状。

僕がちくわぶ否定論を語ると、そこにいるほぼ全員が「いや、お前の意見はともかく、ちくわぶ大好き!」というわけです。

味がしみてておいしいじゃない、と。 

ほら来た、味がしみてておいしい、と。

当たり前ですよ、あの形状だもん。

真ん中に穴を通して、外面をかっこつけてお星さまマークのようなキザなぎざぎざにして表面積をこれでもかと増やして、とにかく出汁をめいっぱい吸いますぞ、うどん粉ですが、という魂胆見え見えのあの形状。

おでんの鍋の中では、みんなが協力しあっておでん社会を成立させているわけですよ。

長老格の昆布は身を結ばれ、がんもどきやら、厚揚げやら、大根、ジャガイモ、そして、さつま揚げだの牛蒡巻きだのお店によっちゃウインナ巻きだのしゅうまい巻きだの、ま、ともかく、みんなで力を合わせて「ダシ」を出して、味を作ろうと頑張って、ビミョーに鍋の中でゆらゆらと揺れているわけですね。

で、そんなみんなの努力の結晶を、たださりげなく、細くは見えるが実際やたらと表面積の大きい、自分では何の味も出さないちくわぶが、わが身に味を沁みさせる、というだけで、もてはやされる。

特に女性にもてはやされる(ような気がする)。

しらたきも自分で味を出さないだろ、という反論はやめていただきたい。彼は食感担当という仕事がありますんで。

あのぉ、ちくわぶ業界の方々、お気を悪くしないでくださいね、実は、おでん屋さんに独りで行くと、最後にこっそり、ちくわぶを食べる僕です。

Photo:藤間 久子『Slowly』

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