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竹前 大 氏
インタビュー 2017年10月
いま住んでいるみなさんが輝いている街なのだとつくづく感じました。
横浜市中区長
竹前 大 氏  
PROFILE
昭和58(1983)年4月 横浜市役所入庁(資源循環局)。 昭和62(1987)年5月 総務局人事部組織定数担当。 平成6(1994)年6月 港南区地域振興課生涯学習支援係長。 平成9(1997)年4月 市民局地域振興部地域振興課企画係長。 平成13(2001)年4月 財政局財政部財政課予算担当係長。 平成15(2003)年4月 総務局組織改革推進部行政シスム改革課課長補佐。 平成16(2004)年4月 総務局人事部人材開発課長。 平成17(2005)年10月 横浜市立大学経営企画室経営企画課長。 平成22(2010)年4月 横浜市ふるさと歴史財団事務局長。 平成24(2012)年4月 総務局しごと改革推進部長。 平成27(2015)年4月 市民局副局長。 平成28(2016)年4月 総務局副局長。 平成29(2017)年4月 中区長。

──今年の春に中区長に就任されましたが、中区にはどんな感想を抱かれましたか。

就職してから30数年間、中区在勤で過ごしてきましたので、自分としては「中区についてはよく知っている」と思っていたのですが、区長に就任して、いろいろな地域に魅力的な街がそれぞれあり、各キーパーソンを中心にその街を盛り上げる方たちがたくさんいらっしゃる。それが一番新鮮でしたね。また、中区の人口は約15万人ですが、その1割が外国籍の方ということにも驚きました。

──かなりの人数がいらっしゃるのですね。

そうなんです。主には中国・韓国・台湾の方々ですが、ここに住まれて住民票を持っている方がこんなに多くいらっしゃるということは初めて知りました。そうした多文化が共生しているエリアなんだと感じました。また、平成27年度の市民意識調査で、市内18区の中で地元愛トップが中区民でした。この街が好きだ、この街を誇りにしているというのも大きな特色です。長く在勤していたのに知らなかったことがたくさんあって日々新鮮ですね。また、そういう区の区長になれたことを嬉しく思いました。

──中区民は地元が本当に好きなんですね。

中区は、例えば、中華街、元町、野毛、馬車道、本牧、伊勢佐木町など全国的にも有名な街がそれぞれ違う顔を持って輝いている、とても面白いところだと思います。他の区でこんなに多様な顔を持つ街は思い浮かばないですね。その理由として開港の地としての伝統とか歴史からくるということは当然ありますが、それ以上にいま住んでいるみなさんが輝いている街なのだとつくづく感じました。

──それぞれの街にキーパーソンがいらっしゃって。

地域がしっかりまとまって、自分たちの街を盛り上げていただいていますが、最近の動きはそれだけではありません。それぞれ自分の街だけが良くなればというのではなくて、「横浜セントラルタウンフェスティバルY158」のように、ここ中区を中心に「みんなでWin-Winになろう」、そのためにも「回遊性を出そう」と取り組んでいたただいています。これが一番に嬉しいです。

──確かに、みんなで一緒にやろうという機運になっていますね。

区内全域が良くなるようにというみなさんのお考えは、街として大変成熟してきていると私には思えます。区としてもここに訪れていただくための魅力アップはもちろんのこと、お越しいただいた方々の人の流れの回遊性を出すために、大岡川・中村川など川の利用方法の見直しも含めた取組みもこれからますます重要になると感じています。今年5月には、「全国都市緑化よこはまフェア」で、全国からお越しいただいたお客様が街にあふれ、そして区内各会場を回遊していただきました。例えば、関内駅を出て横浜公園から、日本大通りを抜けて、山下公園へ、そしてさらに港の見える丘公園まで上がっていただけたなど皆様が様々なエリアを回っていただくことでそれぞれの街が大変賑わったという、一つの大きな成果を生かして、これからの街づくりに繋げていきたいと強く思います。

──なるほど。ところで、区長の今までの経歴ですが、お生まれは横浜ではない?

出身は大阪です。父親が映画監督で、映画の制作で宝塚に勤めていたときに生まれました。でも中学からこちらに転居しましたので、大阪人という感じはしないと思います。役所に入りたいと思った動機ですが、実は中小企業指導センターの指導員になりたかったのです。大学で、明治期から高度経済成長に至る日本の発展の経済研究をやっておりまして、財閥や大企業の役割も大きかったですが、それを支えた中小企業が非常に重要だという勉強をしました。そこでその中小企業を支援する仕事に携わりたいと思っていたので経済局を志望して、そういう所を経験させてほしいと、配属希望は毎年書いていたんです。でも、未だに1回も行けてないんです(笑)。

──そうですね、経歴にないですねえ。中区長の前は総務局とかが多かったのですか。

入庁したのは資源循環局ですが、その後は総務局が長かったですね。区役所や横浜市立大学事務局など事業系の局も経験しましたが、総務局、市民局、財政局など内部管理系部局が長く、そこで全市的な動きを勉強させていただいきましたので、それがここ中区でも役に立つのではないかと思っています。

──財務や総務は市の中核という感じですね。

ゼネラリストとして市政全体の動きが見れるので、役所ではコーディネート役として重宝がられますが、民間でしたら企画や営業の方がメインですよね。でも私としては、そういう仕事も大好きでした。特に、区役所は政策分野毎の局の仕事と異なり、地域の方々とそれぞれの課題について分野の垣根を超えて調整しながら事業をサポートしたり、一緒に組み立てていく企画とか営業的な仕事も多いですから、とても楽しいです。

──特に中区は企業も多いですし、民間とのコミュニケーションの場は多いのではないですか。

はい、本当に多いですね。普通、商店街は商店街、地域は地域ですが、中区は地域と商店街と企業の方々が重なっているような街が多いので、そういう方々とコミュニケーションをとりながら街づくりをしていくのはとても面白いですね。また、先代、先々代から事業されている方も多いですよね。しっかりと地に足をつけて、ここで商売され生活をされている方がかなりいらっしゃいますので、やはり地元愛は特別なものがあるのではと感じます。

──区長はイベントへの参加も多いでしょう。

そうですね。さまざまなイベントに参加させていただき、懇談させていただくのはたいへん嬉しいです。しかし、日程が重なってしまって、本当はもっとじっくり交流させていただきたいのですけど、次の会合の方々が待っていらっしゃることを思うと「ここで失礼します」となってしまって、いつも本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

──今年、中区は区制90周年。イベントが目白押しだと思います。

私がめぐり合わせで、この記念すべき年に運よく就任させていただいたので、このようなご縁に本当に感謝しております。区政90周年関連ですと、10月1日に記念式典、10月8日に中区民祭り「ハローよこはま」などが行われます。みなさまにお祝いしていただくことに対して、これまでの区政の歩みを振り返りながら、それを今日まで支えてきていただいた区民の方々にしっかりと感謝の意を申し上げたいと思っています。

──今年はちょうど開港記念会館も100周年で、その記念イベントもありますね。

開港記念会館は、中区の公会堂でもあり、区役所が所管している施設ですが、国の重要文化財である歴史的建造物が区の公会堂というのは、他に殆どないと思います。そしてこの横浜の開港の地でずっと歴史を見てきた建物ですので、大事に使い続けたいですね。さらにもう百年と、保存活用していかなくてはいけないと思っていますので、改修も考えていかなければなりません。先日、「広報よこはま」の中区制90周年の記事で使うために、昔の写真を見ていたのですが、この90年の間にすごく変わってきていますね。改めて写真は貴重な資料であると感じました。

──市役所の横は運河でしたね。

昔の写真にJR関内駅の付近のものがあり、それをよく見ると、今の大通り公園の場所に運河があって、こんなに大きな川がここにあったなんてと改めて驚きました。

──昔は市電も走っていましたね。

私は市営地下鉄に代わってからの街しか知らないのですが、それ以降も、この30数年ですごく大きく変わったなあと思います。

──今後は、区をどのようにしたいか、ビジョンをお伺いできますか。

先ほども申し上げましたが、地域から関内・関外エリアの回遊性を高めたいという動きがあり、それをお手伝いしたいと思っています。交通体系の整備という視点からは、やはり、みなとみらい線の開通・相互直通化が街に与えたインパクトは大きかったですからね。今後3年でこの中区は大きく動くと思います。市役所の港町から北仲通りへの移転があり、東京オリンピックの野球・ソフトボールのメイン会場が横浜スタジアムとなりました。関内・関外、中区がどうなっていくのか。歴史や伝統だけではない新たな魅力を出せる、全国はもとより世界に発信できる街にしていきたいと思います。

──そうですね、主役はJR石川町駅でしたが、入り口が変わったという感じですね。

陸上交通網の整備が中華街や元町の発展に大きく貢献しています。そういう手を着実に打っていかなくてはいけないと考えます。地元や商業者の方々と一緒になって、この街をどうしていくか、県や市をはじめとした行政機関とも連携して考えていきたいと思います。いま横浜がなぜこんなに注目されているかというと、例えば横浜国際総合競技場(日産スタジアム)整備は大きかったと思います。あれがなければ、2020年のオリンピックのサッカー、2019年ラグビーワールドカップの会場なども横浜に来なかったでしょう。日本大通りもそうですが、先人の方々が百年の大計を考えて街を造っていただいたからこそ、今、この通りを生かしていろんなことができる。街の将来を見据えて、その時にできることをしっかりやっていくのが大事だと思っています。

──山下ふ埠頭の再開発でIR(統合型リゾート)が話題になっていますね。

地元ですから、山下ふ頭がどうなるかとても関心があります。賑わい活気のあるエリアになってほしいですね。ただし、羽田空港や横浜駅とだけ繋がっても、この中区にとってあまりプラスにはなりません。そこで回遊していただける仕組みを皆さんと一緒に提案していかなければならないと考えています。山下ふ頭に来たら、その後、元町で買い物をして、中華街でご飯を食べて、野毛で少し呑んで帰る(笑)、とか。

──休日出勤が多そうですが、一日休みができたら何をしたいか教えてください。

休みをくださいと言っていますが、実際にもらえたかと言うと……なかなか難しいですね(笑)。旅行が好きなので、一日休みがもらえたら、箱根の温泉にでもということになるでしょうか。

──最後に中法人会にメッセージを頂けますか。

新規会員の方が多く加入されているなど、会員獲得などにもアクティブに取り組まれていることに感銘を受けました。また、さまざまな活動にも努力されている方々がたくさんおられるとの話もお聞きしており、こういう方々が法人会に集まっていらっしゃるので、もう心配ないと(笑)。また、日ごろから税務行政についても、いろいろとご尽力を賜っており、大変感謝しております。本当にどうもありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

横浜市中区長室にて(7月26日取材)インタビュアー 福井・磯・畠山

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