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宮川 淳一 氏
インタビュー 2019年08月
横浜市の中心部を守ってきた伝統を引き継ぎ皆さまの安全、安心な暮らしに貢献します。
横浜市西消防署長
宮川 淳一 氏  
PROFILE
昭和60年4月1日 横浜市消防士拝命 横浜市消防学校入校。昭和60年10月1日 戸塚消防署勤務。昭和62年10月1日 横浜市消防士長昇任保土ケ谷消防署勤務。平成1年10月1日 横浜市消防司令補昇任。平成6年11月1日 警防部計画課勤務。平成11年4月1日 横浜市消防司令昇任 都筑消防署川和消防出張所長。平成13年4月1日 総務局災害対策室 防災計画課担当係長。平成16年4月1日 総務部人事課厚生係長。平成19年4月1日 戸塚消防署予防課長。平成20年4月1日 消防局課長補佐。平成22年4月1日 港南消防署警備担当課長。平成23年4月1日横浜市消防司令長昇任 総務省消防庁消防大学校派遣。平成25年4月1日 旭消防署副署長。平成26年4月1日 消防訓練センター 教育課長。平成27年4月1日 横浜市消防監昇任 予防部横浜市民防災センター所長。平成30年4月1日 横浜市消防正監昇任 西消防署長。

──●今年、西消防署は中消防署とともに創設100周年を迎えられますね。

はい。横浜市西消防署は1919年に第一消防署として創設されました。同時に第二消防署として創設されたのが現在の中消防署です。西消防署は現在の地に初代の庁舎が建設され、今使用しているのは三代目の庁舎ですが、100年前と変わらず同じ場所に在る例は全国でも西消防署だけらしいです。

──●記念行事などは予定されていますか。

100周年を迎えるにあたり、3年ほど前からさまざまなアピールをしてきました。署のガレージシャッターに古い時代の写真をモチーフにして装飾をし、またガレージの脇には小さな記念碑を建てました。「横浜市西消防署100年のあゆみ」という署の歴史がわかる記念誌を制作し、去年の出初め式ではご来場の皆さまに配布しました。写真や年表で歴史を順に追うことができ、消火栓や消防車の変遷なども紹介した記念誌で、消防署の活動にご理解を深めていただける記念誌だと自負しています。また今年9月1日の創設記念日には署の敷地、庁舎を一般開放して「消防防災ふれあいフェスタ」として、皆さまに親しんでいだたけるイベントを開催しますので、ぜひ大勢の方にお越しいただければと思います。

──●宮川署長は以前はどちらの部署にいらしたのですか。

私は1985年に横浜市消防局に入職し、当初は戸塚消防署をはじめ現場を多く経験しました。その後は警防部や横浜市の総務局、総務省消防庁の消防大学校へ出向していたこともあり、さまざまな仕事をさせていただき、昨年横浜市民防災センターから西消防署長を拝命しました。

──●署長に任命されたときのお気持ちは。

以前から署長には憧れに似た気持ちもありましたので、非常にやりがいを感じまた責任の大きさを噛みしめました。西区は面積が6.98平方キロメートルで市内の18区で最も小さな区ですが、横浜の玄関口である横浜駅、そして誕生から30年経ち、横浜の顔となったみなとみらい21地区を抱えています。みなとみらい21地区では今なお大規模な開発が進み、新しい街づくりが進行中です。オフィスや商業施設が多いこともあり昼間人口は図抜けています。さらに横浜駅周辺はマンション開発も進み、若年層やファミリー層だけではなくご高齢のご夫婦も郊外から利便性を求めて引越しされている状況も生み、人口増となっています。大勢の方が住み、活動するなかで防火、防災体制を整えていくテーマがあります。

──●今年、横浜は大きなイベントも控えています。警備体制などでご苦労も多いのでしょうね。

8月にはアフリカ開発会議がありパシフィコ横浜が会場になります。9月にはラグビーワールドカップが開幕し、パブリックビューイングが臨港パークに設置される予定です。また、みなとみらい21地区でのイベントも目白押しです。イベントが開催されるときには特別警備体制をとりますし、大きな行事に対しては現在、訓練を重ねているところです。

──●西消防署は市の中心地ということもあり、職員の皆さんはかなり忙しいでしょうね。昨今の働き方改革、長時間労働防止という流れでご苦労もありそうです。

私以下、職員は現在140名おります。ご存じのように、消防署は24時間体制で消防隊、救助隊などを運用しています。特に救急隊は中心部ということもあり出場回数がとても多いのが現状です。昼間も夜間も出場し、署に戻れば事務処理をしますので、働き方改革などで時間の制約が厳しいなか、やりくりでは苦労もあります。現在は救急隊の職員だけに任せるのではなく「オール西消防署」で、協力し合い対応しています。

──●一般企業などではよくいわれますが、若い世代とベテラン世代の融合、コミュニケーションはいかがですか。

良いか悪いかは別として、それこそ今の40代、50代は仕事優先でバリバリ働くのが当たり前に思う世代ですから、20代とは考え方や価値観が違っている部分はあるでしょうね。仕事が終わったら「飲みに行こう!」という誘い方は若い人には通用しないのかも(笑)。仕事が終わった後のリフレッシュの仕方や休日の過ごし方も、以前と比べて多種多様になっていますから。かくいう私も20年ほど前からハワイアンを趣味にしていまして、フラダンスをやっています。ハワイアンのなかにファイアーマンズフラという曲と踊りがあって、文字通り消防士をテーマにしたものなんですが、前職のときに周囲に話したら「ぜひやりたい」という職員が集まりまして(笑)、みんなで特訓してイベントに参加したこともありました。100周年のイベントでもこうした楽しい要素もぜひ取り入れたいと思っています。ともあれ、趣味や休日の過ごし方には色々ありますが、消防局を志望したということは、人を救いたい、災害から守りたいという志があってのものですから、そういう使命感で一枚岩になっていければと思います。

──●署長としての立場で職員と接するとき、配慮していることはありますか。

世代のギャップはあるかも知れませんが、職員が話しにくいとか、壁を感じるようでは駄目だと思います。立場は違っても同じ仲間という意識を持って、フランクな関係を築きたいですね。また職員に求めたいのはプロフッショナルであることと同時に、人間としての温かさ、優しさ、他人への思いやりの気持ちをもつことです。仕事と向き合うことも大切ですし、プライベートでも色々なことを経験し、一人の人間として成長して欲しいですね。

──●最後にこれからの抱負をお願いします。

市内18区すべてそうだと思いますが、それぞれに特徴があります。西区も先ほど申し上げた、横浜駅やみなとみらい21地区といったエリア以外の、出張所がある浅間町は下町情緒があり祭りをはじめとする伝統行事なども受け継がれています。境之谷方面には野毛山や掃部山など開港以来の歴史を伝える地域があります。面積はそれほど広くありませんが、高層ビル街、オフィス街、商業エリア、交通ターミナル、商店街など、多彩な顔がある魅力をもった区です。西消防署は、今年100周年という節目を迎えますが、先輩たちがこのエリアを守るために努力し、重ね築いてきた署の歴史と伝統があります。それを引き継いで、新しい時代の防火・防災体制の構築に向けて、一歩踏み出したいと思います。行政区が小さいこともあり署のサイズもコンパクトで、その分、職員同士の顔が見えて、意思疎通が図りやすいメリットがあります。自然災害や台風などの被害は近年大きくなる一方で、理不尽な事故、トラブルも発生しています。また西区では今年さまざまなビッグイベントが控えているなか、職員が一致団結して、万一の災害への備えを強固にし、皆さまに日々の安全と安心を実感していただける暮らしを実現するため努力してまいります。皆さまのご協力もよろしくお願いいたします。

横浜市西消防署にて(5月29日取材)
インタビュアー 福井

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