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康乗 克之 氏
インタビュー 2019年10月
日本代表が、4年前の奇跡が奇跡ではなかったと証明する素晴らしい戦いを期待します。
神奈川県ラグビーフットボール協会 RWC2019委員長
康乗 克之 氏  
PROFILE
1958年 神戸市生まれ。1983年 慶應義塾大学商学部卒業。2009年 神奈川県ラグビーフットボール協会理事。現在、RWC2019委員長。

──●康乗さんは、神奈川県のラグビーW杯2019委員会の委員長を務めていますが、本誌の発行は、W杯予選プールの日本にとって2試合目である対アイルランド戦が終わっているタイミングです。

2試合目は9月28日(静岡エコパスタジアム)ですから、そうなりますね。現時点で色々な見方や予想があると思いますが、私は10月13日に行われる予選プール最後のスコットランド戦がポイントになると思っています。アイルランドは世界3位です。凄まじく強敵ですが、2015年に勝利した南アフリカも当時3位でしたから、勝てないとは思っていません。ただ現実的に予選プールの最終戦がベスト8進出の鍵を握る試合になるだろうと思っているのです。

──●そもそも神奈川県ラグビーフットボール協会での仕事に関わるようになったのはいつ頃からですか。

かれこれ20年くらいになります。元々私が所属していたチームにOBとして色々関わりをもっていたときに、協会との接点があり、「協会を手伝え」と引張られたとでもいいましょうか(笑)。そのあたりからですね。

──●学生時代からラガーマンだったのですか。

私は神戸出身で、慶應大学に入って東京へ来て、大学で関東学生クラブリーグに所属している「BYB」でラグビーを始めました。その元を辿れば浪人時代、当時世界最強のウエールズが来日し、日本代表は82対6で大敗したのですが、そのとき相手のJ・Jウィリアムズという快速選手をフランカーの石塚選手がダイビングタックルで止めた、今でも語り継がれているプレーがあって、それを目撃した時にラグビーに取り憑かれてしまったのです(笑)。卒業後もクラブチームに所属して、実は今でも引退しているわけではありませんが、なかなかプレーできる機会がありません。

──●ラグビーW杯の開催は日本ラグビー界にとって、そして康乗さんにとっても悲願だったのでしょうね。

実は前回の2015年のW杯でも日本は立候補して負けているんです。それでもう1回チャレンジして、ワールドラグビー(当時はIRB)でも「アジアでも1回開催しよう」という気運があって、日本開催が決まりました。反対する国も当然ありましたから、ワールドラグビーにとっても大英断だったと思います。

──●これまでW杯2019委員会としてさまざまな活動をされてきたと思いますが、ラグビーを愛する企業人が集う「神奈川ノーサイドプレミアクラブ」の発足にも中心的な役割を果たされているそうですね。

はい、これはW杯を契機にスポーツや文化の啓発や地域振興に取り組んでいくものです。会員は100数十社にのぼっていて、今、本腰を入れているのはこれまで2回開催しているキックオフラリーです。W杯開催後は9月21日、22日、10月12日と13日、試合のある日にランチパーティを開きます。すでに大使館とも交渉していますが、たとえばオーストラリアやニュージーランドの商工会議所の方のご参加も決まりました。そこでビジネスミーティングを行うことも目的の一つです。ラグビーW杯の場合、こうしたビジネスミーティンクは第1回から開催されている伝統ともいえるものです。前回のイングランド大会でも「日本でも開催するんだろう?」って言われましたよ。

──●横浜は日本のラグビー発祥の地ですから、この地で行うことに意義がありますね。

そうなんです。実はこれまで日本で最初のラグビーの試合は1901年に行われた慶應大学対YC&ACと言われてきましたが、1873年に外国人同士で行われた試合があったのです。その写真にはYC&ACの前身であるYFCのフラッグが写っていて、このクラブの設立年である1866年を日本ラグビーの発祥とすることをワールドラグビーミュージアム(ロンドン)に申請したところ認められました。神奈川県ラグビーフットボール協会が製作したキックオフラリーの記念品のお皿には「1 8 6 6〜2 0 1 9 」と刻印されています。1866はYFCの設立年であり、それが今年のW杯までつながっているという思いが込められています。9月5日には山下町公園で「ラグビー発祥地横浜」記念碑の除幕式があります。

──●康乗さんは協会の仕事で忙しく活動されていますが、本業との兼ね合いは大変ではありませんか。

本業は会計士でコンサルティング会社を経営しているのですが、確かに大変でした(笑)。夜中や朝方まで協会の仕事をしていることも少なくありませんから、家内には申し訳ないと思っています。本業をほったらかしにしていて、ある日会社に行ったら社員から「ご無沙汰しています」って言われたこともあります(笑)。でも、協会でやってきた20年はとても楽しかったですよ。

──●さて、冒頭にも話が出ましたが、今回のW杯のみどころはどんな点でしょうか。

今回日本の目標の一つは、4年前の奇跡が奇跡でなかったと認めさせることでしょう。少なくとも私はそう思っています。日本代表はとても素晴らしいチームに仕上がっています。ある代表選手が、今の日本代表のほうが4年前より強い、と言っていました。特に私はディフェンスに注目しています。試合を見るとわかりますが、必ず2人がかりでタックルにいっています。倒れてもスグに起き上がってまたタックルにいく。相当に体力が必要ですが、試合を通してやり続けているところがスゴい。前回大会の代表の練習も非常に厳しいものだったと知られていますが、今回はそれを上回るさらに厳しい練習を積んできたという評判です。期待できますね。その戦いは見る人すべてに勇気を与えてくれることでしょう。

──●日本代表はどこまでたどりつけるでしょうか。

ベスト8はいけると思っています。予選プールAの5ヶ国のなかで2チームが準々決勝に進めますが、アイルランド、スコットランド、日本のうち2チームが抜けると思います。ロシアとサモアには申し訳ありませんが。

──●W杯はとても重要な大会ですが、W杯が終わってもラグビーはまだ続いていきます。この世界規模の大会を開いた後、日本ラグビー界はどういう道筋を描いていくべきでしょうか、また康乗さんご自身はどう関わっていくのでしょうか。

このラグビーブームはあと2年間は続きます。この2年間の間に、どのような展開を打ち出していけるかだと思います。地方のラグビー界にも波及するような全体としての取り組みが必要です。また今回のW杯でみなさんは何を感じるでしょうか。私はこれまで、街全体がW杯会場になり、街全体が変わると言ってきました。W杯を契機に経済発展だけではなく、スポーツや文化も発展するような街づくりが必要で、そこでラグビーは何をすべきなのか、私自身としてはそれを探していく旅が始まろうとしていると感じています。目前のW杯を楽しむことはもちろんですが、W杯後に何をすべきか、今から考えています。すでにいくつか楽しみな計画もあります。ぜひこれからのラグビー界の新しい動きに注目していただきたいですね。

崎陽軒ヨコハマジャスト1号館にて(8月14日取材)
インタビュアー 福井・横山

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